アーキテクトと指揮者

もうちょっとで自分も35歳になるわけなんですが,この歳になると生涯プログラマというのもどうなのかな?って思ったりもします.実際いま自分がやっているのは,いわゆるSEってやつで,仕様書は書くけどプログラムはあまり作らない.で,今後は管理者コースってやつを歩むのかな?って感じではあるのですが,現場から遠ざかるとどうしても勘が鈍ってくるわけで,それもどうなの?って鬱々と考えたりするわけです.
で,結局自分はどうしたいのか?ってところでなんか堂々巡りをするわけですが,今日なんとなくよい喩えが見つかりました.
たぶん,自分は指揮者になりたいんだと思います.指揮者っていうのは,いわゆるこの業界の管理者とは違って,オーケストラ全体に通じている必要があるわけで,今の自分に置き換えると,プレゼンテーション層もパーシステンス層も全てに精通する必要がある.そして精通するためにはやっぱり自分で手を動かさないと理解が上っすべりになっちゃうのかなと.一方で,当然オーケストラは1人では出来ないわけで,演奏者との信頼関係というのはとても大事で,とはいえ馴れ合ってばかりでは当然良くないわけで.
そしてなにより,自分の納得のいく演奏をして,観客の拍手喝采を浴びたい!というのが自分自身のモチベーションなのかな,って思ってます.
これまではアーキテクトっていうのが近いのかなと思ってたのですが,微妙にニュアンスが異なっていて悩んでました.指揮者の方が断然しっくりくる感じです.しばらくはこれで,自分を見つめなおしたいと思います.