女王の教室 最終回

このドラマに対して多くの反響(賛否両論)があるらしいですが……いったい,どういった立場の人たちなんでしょうね?ヒステリックな反応をする人って.
ここから先はまったく根拠のない想像なんですが,そういった反応をするのってご年配の人たちなのではないかと.若い人は案外冷めた視点で,あくまで作り物として楽しんでいるような気がします.


少し前(今でもそうかもしれませんが),最近の若い人は"仮想空間"と"現実"の区別がつかないんじゃないか?と言われていた時期がありました.少年犯罪がどうとかいう文脈においてです.そうなのかな〜?自分の感覚でいうと,若い人は幼いうちから"仮想空間"と"現実"に慣れているので,使い分けも習熟している気がするのですが.逆に旧世代こそ,そういった訓練がされてない分,区別がついていないんじゃないかと(個人的に)勘繰ってます.


女王の教室については,これに反応するのは制作者の目論見(手のひら)に乗っかってるだけだよな,ってことが第1回を見たときから分かっちゃって,自分自身は結構冷静に見てました.実際のところまったく現実離れした設定・演出で,所詮単なる思考実験なんですから.このドラマを大真面目に語ってしまう人って,その辺のバランス感覚が悪い気がします.


以上を踏まえた上でこのドラマの感想ですが,エンタテイメントとして十分堪能させていただきました.毎回60分(最終回は90分)があっという間でしたから.次から次へと"敵"が現れ克服していく展開は少年マンガを読んでいるよう.それぞれのキャラクターがかわいいとかかっこいいとか,そういった視点で楽しめればそれでいいんじゃないのかな?そんなもんです.