Microsoft MP3

行って来ました.


自分が回ったのは

でした.どのセッションもすばらしく,とても満足できました.


T1-401は,.NETにおけるアーキテクチャの説明とパターン・プラクティスについてで,Patterns & PracticeとEnterprise Libraryなどなど…….やっぱりこの手の話を聞くとEnterprise Library使いたいたくなりますね.
T2-402は森屋さんのセッション.NAgile系の話になるかと思いきや,意外とアーキテクチャ寄りの話が多かったです.今後の開発は,定型的な案件はSoftware Factoryへ,非定型な案件はAgileへ,という流れになるのではとのこと.なるほどと思いました.それとWPF/WCF/WWF/Atras/Linqなどの紹介にかなり時間を割いてもらったのは,個人的には結構ありがたかったです.
T1-403はアーキテクトとテスト駆動開発についてで,ユニットテストを作ってリファクタリングもできると幸せになれますという話.で,テスト対象となるのはビジネスコンポーネントってこと.ここが重要ですね.UI部はユニットテストに含めなくて,DB込みでテストはするけどDAC部のテストはしない.なるほど!


そして……今回一番期待していたのはT2-404でした.『.NETエンタープライズ〜(中略)〜開発技術大全(全5巻)』には自分が知りたいと思っていたことが全て記述されており,どれだけ助かり,また(もっと早く読んでおけばと)悔しく思ったことか.その著者である赤間さんがどのような講演をされるのかとても興味がありました.
いやー,すばらしい.まず,ものすごく場慣れしてて聴衆の引きつけ方がうまい!っていうのが第一印象です.内容はデータアクセステクノロジについてで,自分の表面的な理解がいかに浅薄であるか思い知りました.進化した型付DataSet,TableAdapter,partialクラスの利用方法,そして自動トランザクションについて,すべてに意図があるんだということ.そこを読み違えると十分にテクノロジーを活用できないんだということ.そして,こうしたキーテクノロジーをいかに上手に使うかを考えるのが,今後のアーキテクトに求められる資質のひとつだということ.完全に脱帽です.この講演だけでも十分もとがとれました(無料だけど).


あまりの興奮で,ついマフラーを会場に忘れてしまったりといろいろありましたが,本当に会社を休んで行った甲斐がありました.会社にいるとつい忘れそうになりますが,自分はまだまだ未熟です.たまに外に出るとそんな当たり前のことに気づかせてもらえる,それがとても心地よいです.