子供に「どうして勉強しなきゃいけないの?」ときかれたら、何と答えるか?

子供に「どうして勉強しなきゃいけないの?」ときかれたら、何と答えるか?
自分の子供は上が3歳なので,いずれ同じように聞かれるんでしょうね.さて,なんて答えようか?
勉強できるようになると,もっと勉強したくなります.そうなると,もっと勉強出来るようになって,もっと勉強したくなります.だから勉強ができるようになるには,まずは最初の関門,勉強が楽しい状態にする必要があります.
でも勉強には成長曲線があります.仮に最初の関門をクリアしてもどこかで壁にぶつかります.壁を乗り越えるのは苦しいし,つい楽な方向に逃げたくなるでしょう.
大人になってからの勉強は,使える時間が限られているという点では子供よりも不利ですが,

  • 自分が興味のあることだけを勉強できる
  • 自分のペースで勉強できる
  • いつでも止められる

という点では子供よりも有利でしょう.だから,能天気に勉強して知識を身につけるのは楽しいよ,とは言いづらいです.
それと大人はつい,子供が自由に使える時間は無限にあるように錯覚してしますが,実際には限られてます.そりゃ,学校から帰ってから寝るまで,時間は自由に使えるかもしれないけど,

  • 友達と仲良くしないといけないプレッシャー
  • 勉強だけでなく遊ばないといけないプレッシャー
  • スポーツで身体を動かさないといけないプレッシャー

と,いまどきの子供は様々なプレッシャーの中でがんじがらめになっているような気がします.テレビを観ることだって友達と共通の話題で盛り上がるためには大切なことだし,変に個性を発揮するといじめの対象にされるかもしれないから……


自分が子供にしてあげたいことは,まずそういったプレッシャーから子供たちを解放することかな?勉強はもちろんやったほうがいいしとても楽しいことだけど,うまくいかないこともある.そんなときも焦らないで自分のペースで勉強してほしい.また,勉強に時間をとりすぎると,他のことがおろそかになるかもしれない.例えば運動不足になるかもしれないし,友達づきあいが上手くいかないかもしれない.そういう可能性はある.でも,すべてのことを完璧にやり遂げる必要はないんだって事を伝えてあげたい.
子供に適度なプレッシャーを与えるのはよいこと(子供の能力を伸ばす)かもしれないけど,過度のプレッシャーからは守ってあげたいということです.
逆に言えば,勉強をやらなければいけないというわけでもない.それ以外の選択肢もある.だけども,それで成功するのは茨の道だということは伝えておく必要があると思う.現代の日本では,頭がよいほうが有利な仕組みになっているから.(もっとも,なにをもって成功というかはその人の価値観によるのでなんとも言えないのだけど.収入が多ければ成功かもしれないし,素敵な恋人にめぐり合うことが成功かもしれないし……).


……う〜ん,なんか全然まとまってない気もするけど,まぁ気楽にいこうよってことで.