チェーホフ

引越し時に本棚を整理してたら,『チェーホフ短編集』なんてものが出てきました.まるで記憶になかったのですが,刷数を見る限り多分大学時代,ドストエフスキーの『罪と罰』を読んだ後くらいに,次はこれって感じで買ったような気がします.記憶に残ってないのは読んでないか,または飛ばし読みしてたんでしょう.当時の自分には,まだちょっと早すぎたのかもしれません.
そんなわけで通勤時間を利用して読んでるんですが,今読むととても面白いですね.昔の自分は読み解こうとばかりしてた気がするんですが,いまだと理屈や技巧などを抜きに,とてもリラックスして読めてます.物語が,すっと心に入り込む感じ,といったら分かってもらえるでしょうか.
社会人になってすっかり古典文学も読まなくなりましたが,たまに読むとなかなか面白いですよ.次はツルゲーネフでも読もうかな?