Microsoft Developers Network 2006 Day1

アンダース・ヘルスバーグ氏に会えて,とても幸せでした.どうでもいい話ですが,となりに座っていた女性が1人で2人分席を取ってたり,ヘルスバーグ氏の講演で居眠りしてたり,途中で退席したりで,なんだかなーと思いました.

T3-206 Windows Communication Foundation ("Indigo") 概要

分散アプリといえば,これまでは.NET RemotingやASMX, MSMQなどいろいろ選択肢がありましたが,これからはWCFさえ覚えれば,後は設定ファイルの修正で必要な機能を組み合わせたり変更したりできる……というわけで開発が楽になる……のかな?
でも実際には誰かが設定ファイルを書かないといけないわけで,そここそが最も知識と経験とセンスが要求されるところだと思うのですがどうなんでしょう?逆に言えば,その設定ファイルを問題なく書けるくらいなら,現行のプログラミングモデルでも問題ない気も……ちがう?

T1-305 Windows Presentation Foundation ("Avalon") Windows Vista グラフィックスの概要

すみません,途中何度か眠りそうになり,ちゃんと聞けてませんでした(^^;;
たぶん自分自身が,あまりプレゼンテーション層に興味がないからなんでしょうね.表現力が上がったのは素直にすごいと思うけど,XAMLベースの開発というのが全然実感が湧かない.開発が楽になるんでしょうか?まぁ,WebFormとWindowsFormで同じAPIが使用できたらいいと思うけど,それこそ漏れのある抽象化にならなければ良いのだけど……

T2-313 C# : 言語イノベーションの将来の方向性

C#3.0はLINQのための言語拡張,という位置付けなのだと理解しました.射影を実現するために匿名クラスと型推論を作ったと聞いて納得です.最初varとか見て頭の中が?だらけでしたが,決して型を軽視しているわけでなくて,逆に強く意識する必要があって型推論をローカル変数に制限しているんですね.そうすることによって,VSのインテリセンスも働くようになり,コンパイル時のチェックも出来るようになります.
質問タイムは拡張メソッドに集中していましたが,正直半分くらいしか理解できませんでしたorz
仕事が落ち着いたら少し触らないといけませんね.
(ところでLINQ時代になったら,これまでのDataSet等は使われなくなるのでしょうか?)

T2-310 Monad : 最新コマンドラインスクリプティング

実は密かに楽しみにしていました.
これまでスクリプティング環境といえばWSHを使っていてCOMが使えて幸せでしたが,Monadという現在開発中のスクリプティング環境を使うと,COMと.NET Frameworkライブラリのクラスが利用できます.シェルはUNIX系のbashなどに似ていて,プログラム言語もPerl/Rubyっぽい.
自分は一時期WSHに凝ってたので,とても気になる存在です.


さて明日ですが,結構LINQは聞けたので,
 T2-314 リレーショナルデータのためのLINQ

 T3-207 Windows Workflow Foundation 概要
に変えるつもりです.