悩ましいメール

いつものように仕事をしていると,一通のメールが舞い込んできました.


前職で知り合った,とあるパッケージソフトを開発/販売している会社の,テクニカルリードをされている方からのメールでした.自分は以前,そのパッケージソフトと連携して動作する小さなソフトウェアを作り,エンドユーザ向けにカスタマイズするようなことをしていました.
開発中はときおりその方から技術的な支援・アドバイスを受けていました.とても広く深い知識をお持ちで,人格的にもとてもすばらしい方で,自分にとってはあこがれであり目標でもあります.


その方から案件の引き合い,というかパッケージソフトの一部分についての開発依頼とか?まずは,しばらく会ってなかったので近況報告などしませんか?というのがメールの内容でした.


非常に光栄な話であり,お受けしたい気持ちは山々です(ちなみに開発言語はUNIX-CとC#).しかし現在のプロジェクトも人を大量に投入しているところで,顧客側も自社側も絶好調!イケイケ状態になっているので,結構大事な時期でもあります.また優秀な技術者を現プロジェクトに集中させようとしているので,受注しても良い技術者が残っているか?とか,そもそも相当な高スキルを要求される案件なので,それだけの人を集められるか?などなど……
そういうことを考えていくと,現実問題としてはとても請け負えないし,会社も説得できない.それは頭では理解できるけど,胸の奥のほうで納得の出来ない自分がいます.


そんなことをいろいろ考えていたら仕事が全く手につかず,早々に仕事を切り上げてきました.なんとも悩ましいメールです.