それいけ!アンパンマン シャボン玉のプルン

公開初日,最初の回で見てきました.
前作,いのちの星のドーリィでは感動のあまり号泣したので今回も期待にしていましたが,予想に違わぬいい映画でした.子供に悟られぬよう,何度もハンカチで目頭を押さえました.
今回のテーマは,"あきらめないでやってみることの大切さ"です.物語中盤でクリームパンダちゃんが今回の主役であるプルンちゃんを助けるために悪戦苦闘,失敗ばかりしているクリームパンダちゃんにプルンちゃんが,「(クリームパンダちゃんでなく)アンパンマンだったらよかったのに!」といいます.個人的にはここがクライマックスですね.
挑戦することをあきらめると,失敗もないけど成功もない.アンパンマンと現在の自分とではかなりのギャップがあるけど,いつかはアンパンマンのようになりたいと思う……
つい自分と重ね合わせてしまうんですね.自分の場合,アンパンマンに相当する人は会社にいなくて書籍だったりインターネットだったりにそれを求めてしまうのですが,当然それらと自分とのギャップは相当にあるわけです.でもプロジェクトを成功させお客様に満足してもらいたいと思うから,同じように失敗しながら悪戦苦闘するわけです.
プルンちゃんは他の子のように大きなシャボン玉が作れず,傷ついています.それがクリームパンダちゃんやアンパンマンの励ましによって立ち直っていく,こういう物語っていいですね.実際には,傷が癒えぬまま現実といかに折り合いを付けていくかを考えることが多いと思います.それは子供には難しいし,だいいち面白くありません.エンターテイメントなんですから,ワンパターンではあっても元気付けられる今回のストーリーは正解です.


いのちの星のドーリィのときには,上映終了後アンパンマンの着ぐるみがやってきて握手できたのですが,今回それはなし.そこがちょっと残念だったかな?うちの子供はそれに拘ってなかったので別にいいんですけど.というか,勝手な思い込みだったわけですね.そりゃそうか.